メタンハイドレートは、新しいエネルギー源となり得るのか

石油価格の高騰や、サトウキビやトウモロコシから作られるバイオエタノールなど、エネルギー資源に関わる問題は人にとって重要な事柄となっていますが、新たな資源としてメタンハイドレートが注目を浴びつつあります。

メタンハイドレートは、主にメタンと水とで生成されている氷のような物体。主に深海(1000メートル〜2000メートル)の下、数100メートルにあるといわれています。

メタンハイドレート

メタンは、燃焼時の二酸化炭素排出量が、石油や石炭に比べると約半分であることから、地球温暖化に対抗しうる新たなエネルギー源として注目が集まっています。

日本近海には約96年分相当のメタンハイドレートが埋まっているとされ、資源の少ない日本にとってはさらなる追い風になるともいわれますが、メタンハイドレートの採掘は技術的に難しく、コスト面の問題から、商用化には至っていないのが現状です。

さらに、それよりも大きな問題点として、メタンは二酸化炭素の排出量は非常に少ないものの、メタンそのものが二酸化炭素の20倍もの温室効果を持つ特性があるとされています。現在進行形で進む温暖化により海水の温度が上がっていけば、海底に眠るメタンハイドレートが溶け出し、大量のメタンが放出される可能性があります。

また、遠い昔には、このメタンが原因で、急激な地球温暖化が起こったケースがあるのではないかとも考えられていて、取り扱いには細心の注意が必要となります。

人々は、石油などのエネルギー源を得て、豊かな生活という恩恵を受けてきましたが、地球温暖化という手痛いしっぺ返しを受けようとしています。

メタンハイドレートが今後新たなエネルギー源となるかどうかは未知数ですが、いずれにしても、1人1人が地球温暖化問題を真摯に受け止め、考え、そして行動していく必要があるのかもしれません。

情報元:Wikipedia


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